ゾンビヲタクのゾンビヲタクによるゾンビヲタクのためのEDH
※この記事はツイッターにて頂いた意見を反映させた改訂第二版になります(2023.7.19)
こんにちはふししゃです。
先日ふとなんの気なしにこんなツイートをしました。
ここに書かれた《zEDH》は「ズィー・イーディーエイチ」と読みます。
言わずもがなですが、zはzombieのzです。
なんかブラッドベリみたいですね。ゾはゾンビのゾ。
![](http://zombiesblog.com/wp-content/uploads/2023/07/51HC6JP9VTL._SX346_BO1204203200_.jpg)
「ズィー・イーディーエイチ」という読み方は《cEDH》の語感に近くてなんかカッコイイのでそう呼んでます。
このツイートに(一部のゾンビスキー界隈から)チラホラと反応がありまして、きちんとルールを整備したらもしや面白く遊べるのでは?と考えたので今回ここに記録しておこうと思った次第です。
《zEDH》ルール(仮)
以下に記載するものは全て仮のものです。
これらのルールに関しては「こっちの方が楽しそうじゃない?」という意見があればバンバン採用してブラッシュアップしていきたいと思っています。ですのでみなさんの意見をぜひお聞かせください。
まず大まかなルールは統率者と一緒なので割愛します。
MTGWikiの統率者戦のページをご参照ください。
《zEDH》が一般のEDHと最も異なる点が禁止カードの種類です。
すでに上述した私のツイート内容にもあるのですが、今一度明文化してみようと思います。
ルール①
①カード名、クリーチャータイプ、テキスト欄、フレイバーテキスト、どこかに“ゾンビ”の文言がないカードは使用できない。
ルール①を実際に見ていきましょう。
![](http://zombiesblog.com/wp-content/uploads/2023/07/lea-125-scathe-zombies.jpg)
《スケイズ・ゾンビ》はもちろん使えます。
カード名にもクリーチャータイプにも“ゾンビ”とありますからね。
積極的に採用したい一枚です。
![](http://zombiesblog.com/wp-content/uploads/2023/07/179555_jp.jpg)
《アンクスの死者の王》ももちろんOKです。
このようにウィザードなどゾンビ以外のクリーチャータイプを複数持っていても、そこに“ゾンビ”と書かれていれば使えます。
![](http://zombiesblog.com/wp-content/uploads/2023/07/ddr-54-innocent-blood.jpg)
《無垢の血》もOK。
フレイバーテキストにしっかり“ゾンビ”とありますね。
![](http://zombiesblog.com/wp-content/uploads/2023/07/war-97a
-liliana-dreadhorde-general.jpg)
プレインズウォーカーに関しても同じ考えです。
《戦慄衆の将軍、リリアナ》もテキスト欄にゾンビとあるのでOKです。
zEDHでは普通に強くバリバリ活躍できそうです。
![](http://zombiesblog.com/wp-content/uploads/2023/07/akh-33-time-to-reflect.jpg)
こんなゾンビメタのカードもジェネラルとのカラーさえ合っていればもちろん使えます。
フレイバーテキストに関してですが、これはイラストによって異なるカードもあるかと思いますが、《zEDH》は雰囲気を大切にしたいのでこの場合はFT内に“ゾンビ”とある方であれば使用可としたいです。形から入るのが大事です笑
【「フレイバーテキストなんて調べられない〜!」とお困りの方へ】
ご存知の方も多いと思いますが、Scryfallというサイトを使えばかなり詳細にカードを抽出できます。
たとえば「Flavor Text」欄に「zombie」を含むカードで抽出するとFT内に「ゾンビ〜」とチラッとでも書いてあるカードをなんと一気に調べられます!もちろんFTだけでなく他のキーワードでの抽出も可能です。
zEDHプレイヤー必須のサイトです笑
https://scryfall.com/advanced
かなり重宝するのでぜひ使ってみてください〜
このルール①の考え方はとにかくシンプルです。
デッキに入っているカードには必ずどこかに“ゾンビ”と書いてある、コレだけです。
ルール②
②クリーチャーにおいてはたとえテキスト欄等に“ゾンビ”が含まれていても、クリーチャータイプにゾンビを含まないものは使用できない。
※このルール②は改訂第二版において一旦すべて削除いたしました。そのため上述したルール①に準拠するものは全て使用可能としています。
実際にプレイしてみて著しくゲームを損ねてしまうカードや、明らかな脱法ルートを可能にしてしまうカードの存在がでてきた際に改めて訂正を検討しようと思います。
このブログの最後にも書いていますが、zEDHはゾンビに関わるカードであれば愛を持って迎える姿勢でいたいからです。
※下記の初版の文章は一応一旦残しています。打ち消し線で消されているものは削除したルールになりますのでご注意ください。
テキスト欄他に“ゾンビ”とあるカードでも、クリーチャーに関しては「クリーチャータイプ」にゾンビを含まないものは使用不可とします。たとえば、
![](http://zombiesblog.com/wp-content/uploads/2023/07/mic-79-angel-of-glory-s-rise.jpg)
この子はダメです。ダメ、ゼッタイ。
テキスト欄にはゾンビの文言がありますがダメです。
FTもめちゃかっこいいですけどダメです。
「正義は果たされない、不死が取り除かれるまでは。」
ワシらの可愛い不死ちゃんたち勝手に取り除かんといてー
ゾンビヲタクがワラワラ群れるゾンビを出し合ってニチャニチャして遊ぶはずが、ゾンビメタの天使に蹂躙される地獄絵図になり兼ねませんのでこの点は特にこだわりたいルールですね。
zEDHのポリシーは“ゾンビで遊ぶ”という点にあります。
zEDHではかなり限られたカードしか使えないのでゲーム速度は一般的な低レベル帯のEDH戦にすら劣りますし、派手なコンボもほとんど成立し得ない、打ち消し呪文もほぼなく、出てくるのは延々ゾンビ、ゾンビ、ゾンビのみ…。
最高じゃないですか?
まぁこれを最高と思える人はきっと盤面に群れ出るゾンビたちを見てるだけで楽しくなっちゃう特殊性癖の持ち主だと思いますが。そういった人が楽しめる変態フォーマット、それがzEDHです。
特定の種族だけで遊ぶルールのEDHもありますが、zEDHはその極北といえます。
カジュアルEDHの楽しみ方は自由ですが、正直「それ何がおもろいん?」と言う人も多くいそうですが、楽しいんだから仕方ないですね(末期)。
さぁ自慢のゾンビを魅せ合いましょう!
ルール③
③土地カードの採用ルールに関しては一般の統率者戦に準拠する。
土地カードにおいては特別なルールは適用しないものとします。
なんとなく予想はつきますが、zEDHはマナ加速手段やサーチカードもとても少なく、全体除去もほぼないため盤面が膠着しやすいと予想されます(まだプレイしたことないのであくまでも予想ですが)。
そんなzEDHのルールにおいて土地で速度を増すことくらいは許さないと、ただでさえ(ゾンビの歩みの如く)ゆっくりなゲーム展開がさらに冗長になってしまうと考えたため、土地カードに関しては特別な縛りを設けずにいようと思います。
なのでカラーが合えばもちろんクレイドルもOK。
![](http://zombiesblog.com/wp-content/uploads/2023/07/10422.jpg)
めちゃツヨですね。
クリーチャーやスペルでゾンビに関係しないカードが紛れ込むと世界観がブレる恐れがありますが、土地カードの場合はどんなものを採用しても違和感が少ないのでそれも良い点ですね。
ルールその他
ここではツイッターにて寄せられた意見をまとめておきます。
アドバイスくれた方々、ありがとうございました!
今後も新しく寄せられたものはこちらに書き継いでいこうとおもいます。
1.第二面にゾンビの文言があるものは使用可とする
![](http://zombiesblog.com/wp-content/uploads/2023/07/スクリーンショット-2023-07-19-23.39.29.png)
![](http://zombiesblog.com/wp-content/uploads/2023/07/スクリーンショット-2023-07-19-23.40.58.png)
上記2枚はどちらも使用可とします。
2.キーワード能力の注釈文に“ゾンビ”が含まれているものは使用可とする
たとえば「不朽」などです。
不朽のルール上の定義は以下のようなものです。
「[コスト], このカードをあなたの墓地から追放する:白であり、マナ・コストを持たず、これの他のタイプに加えてゾンビであることを除き、このカードのコピーであるトークンを1体生成する。この能力は、あなたがソーサリーを唱えられるときにのみ起動できる。」
MTGWikiより
![](http://zombiesblog.com/wp-content/uploads/2023/07/sacred_cat.jpg)
しっかりゾンビとあるのでこの可愛い《聖なる猫》ちゃんも使用可能です。
3.多相を持つクリーチャーは使用不可とする
あくまでも使用できるのはゾンビとしたいため、多相は不可とします。
まとめ
さて、思いつくところを書いてみましたがいかがでしたでしょうか?
zEDHで使用できるプレイアブルなカードを調べていて思ったのは、とにかくカードが安いということです。なぜって、そもそも《魔力の墓所》も、《モックス・ダイアモンド》も、《宝石の水蓮》も、ぜ〜んぶ禁止カードですから笑
![](http://zombiesblog.com/wp-content/uploads/2023/07/deadly_plot_jp_3ciybfon4z.jpg.png)
一方でこんな10円のカードがめちゃくちゃ大活躍する不思議なフォーマットだったりします(確定除去とインスタントタイミングのリアニスペル…zEDH最強スペルなのでは笑)。
こんなふうに使えるカードを発見した時の喜びも(ゾンビヲタクなら)格別に楽しいですね。
ゾンビの文言が含まれるカードにはさまざまあると思います。
シンプルにゾンビのカードだったり、FTにちょろっとゾンビがいるだけのカードだったり、反対に超ゾンビをメタるカードだったり。
しかしそのどれもが何かしらの形でゾンビに関わるカードのはずです。zEDHではゾンビに関係していれば愛を持って拒まない姿勢でいたいですね。
なので、上述した《栄光の目覚めの天使》のようなカードのスペル版があっても全然いいと思います。
たとえばこんなスペル。
白白③で「すべてのゾンビを破壊する。それらは再生できない」みたいなカードでも全然良いと思います。というかzEDHにおいてはただのラスですから笑 むしろ欲しいくらい。
ここまでくると「ゾンビであればなんでも良いのか?」という意見もありそうですが、ゾンビ(もしくはゾンビに関わるカード)ならなんでもいいです。
zEDHでもっとも大切にしたいのが“分かりやすさ”にあります。
たとえば「このカードはフレイバーとしては永遠衆のことを言っているから〜」とか「イラストにゾンビが描かれているから〜」という理由で採用をOKするとして、はたしてそれを全プレイヤーが直感的に判断できるかと言えばそうではないと考えたため除外しました。
このポリシーを分かりやすく考えるなら、EDH初心者のゾンビヲタク(そんな人いるのか!?)の方でも難なく構築できるくらいの分かりやすさをzEDHは大切にしたいと思っています。この考え方は結構大事にしたいです。
もちろん、今後ルールの整備を行う過程で(もしそんなことになっていくのなら、の話ですが)ゆくゆくは“ゾンビ”というキーワードを拡張してとらえ、なおかつ万人に理解できるシンプルさを担保できる道があるのであれば、採用カードを増やすことは大歓迎です。
「そ、そんなカードが!?」
「ここにゾンビって書いてあるで(ドヤァ)」
みたいな変態的会話をしながら卓を囲める日がくれば、それはとても楽しいなぁと思っております。
おわりに&一緒に遊んでくれる方募集のお知らせ
ここまでゾンビヲタクの妄言を最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事をお読みいただいた方で「これはどうなの?」や「こうしたほうが面白そう」など、ちょっとでも興味がある方おりましたらお気軽にツイッターにてリプライください。
また、もしこのzEDHで実際に遊んでも良いよ!という珍妙極まりない方がいましたら、そちらも合わせてツイッターでお知らせください。
現在、筆者が仕事多忙につき、いつ実現できるかは完全に未定ですが、もし奇特なゾンビヲタクが結集できそうならば(都内あたりで)集まって一緒に遊んでみたいなぁとも思っています(できるならリアルで集まってワチャつきたいですがリモートも視野に入れて考えておきます)。
もしくはコンベンション等MTGのイベントが開催される機会に参加できるのであれば集まりやすいですね。
ゼッタイ楽しいでしょ!
![](http://zombiesblog.com/wp-content/uploads/2023/07/391901_jp.jpg.png)
それではまた〜
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