ゾンビオンリー統率者イベント、zEDH(ふたたび)
ゾンビヲタク、再びの結集ーー。
今回は11/19(日)にTCG Bar FUNさんにて行われたゾンビだけを使って遊ぶMTGの統率者イベント、第2回zEDH交流会のレポをお届けします。
※第一回zEDH交流会のレポ風ゲーム解説は下記記事より。
こんな奇特な統率者イベントに第二回目の今回はなんと9名(!?)もの方に集まって頂き、主催者自身が一番驚くほどの盛況っぷりでした!(いくらなんでもヲタクすぎるやろ…と主催もドン引き(褒))
※zEDHのルールについては下記記事に詳細がございます。
主催ふししゃのデッキ紹介
今回主催のふししゃが使用したデッキがコチラ!
https://www.hareruyamtg.com/decks/618848
(埋め込みがうまくできずリンクで表示しています)
今回選んだジェネラルは
《ゴルガリの死者の王、ジャラド》!
ゴルガリの死者の王、ジャラドは、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚につき+1/+1の修整を受ける。 死者の王!カッコいい!
(1)(黒)(緑),他のクリーチャーを1体生け贄に捧げる:各対戦相手はそれぞれ、生け贄に捧げられたクリーチャーのパワーに等しい点数のライフを失う。
沼(Swamp)1つと森(Forest)1つを生け贄に捧げる:あなたの墓地にあるゴルガリの死者の王、ジャラドをあなたの手札に戻す。
まさに“死者の王”としか言えない能力!
このジャラドのアニキのサクリ能力を使って…
![](http://zombiesblog.com/wp-content/uploads/2023/11/262662_jp.jpg)
1マナで出した《グール樹》飛ばしたいですよねぇ!?!?
〜Fin〜
緑は普段つかわないカラーだったので楽しそうというそれだけの理由で選択しました。
しかしデッキ作成している段階では「今回の参加者にはほんと悪いけど、これ、ワシの3-0っすわ…」と(割とマジに)ほくそ笑んでいましたが結果はヨユーの0-3でした(死者の王)やかましいわ!
対戦レポ
今回は9名の参加だったので3人卓を三つ用意しての対戦になりました。
主催が参加した3回戦の中で「これぞzEDH!」といったシーンを振り返ります!
−1ターン目
さて、会場のFUNさんに到着(マジでサイコーのお店です! いつもありがとうございます!)。
3-0まったなしのデッキ(0-3)で、参加者たちをどう料理してやろうかと舌なめずりしつつ(0-3)、階段を降りて地下に向かいます(0-3)。
そこで目の当たりにした光景が………。
エッシャーの騙し絵かな?
なんと先に到着していた参加者の方同士でプレイマットがカブり、さらにジェネラルまでカブるという珍事が発生!
「0ターン目」どころか「−1ターン目」から揺さぶりにかけてきます。
これぞzEDH…!
もうこの瞬間に私の0-3は運命づけられてしまっていたのかもしれません。
完全に(おもしろすぎて)動揺してしまいましたから。
みんな!zEDHに参加する際はサプライ品にも注意を払い「−1ターン目」に備えよう!
※zEDH参加者の方たち同士だとマジでサプライ被りがちなので要注意(?)です笑
「占術○・すべて○」
さて、気を取り直して対戦レポです。
①《ルーデヴィックの名作、クラム》&《冒涜する者、トーモッド》
②《スカラベの神》【勝利】
③《ゴルガリの死者の王、ジャラド》(ふししゃ)
![](http://zombiesblog.com/wp-content/uploads/2023/11/スクリーンショット-2023-11-21-19.29.04-233x300.png)
![](http://zombiesblog.com/wp-content/uploads/2023/11/the_scarab_god-215x300.jpg)
![](http://zombiesblog.com/wp-content/uploads/2023/11/290534_jp-2-216x300.jpg)
次の画像はzEDH検定4級でよく出題される画像です。
どういった状況か「モジモジ」という単語を必ず使い説明せよ。
※アンシーあって土地も光ってるけどデッキレベルは完全に1〜2ですよ!(念の為)
正解は
“トップ目の《スカラベの神》が従えるゾンビ軍団が毎ターンライフを削ってくるのをどうにかするべく《クラム&トーモッド》と《ジャラド》の二人で共謀するが、《スカラベの神》の横に並んだ鬼盛りのロードのせいで肉壁が厚くなりすぎて突破しようにも打つ手なくモジモジしている間に死んじゃうやつ”です。
(※今回の交流会で「モジモジ死」という用語が新たにうまれました笑 zEDHはいかにこのモジモジを乗り越えていくかが重要だぞ!)
また《スカラベの神》はライフルーズと一緒に占術できますが、このとき起きたのが、
「占術7!………すべて下です!」
というなんとも嬉しくなっちゃう言葉。
そんなことあります?
ええ、zEDHならね
その後、とにかくスカラベを退場させようと《残忍な騎士》で頑張るも、あまりにも無慈悲な《過充電縫合体》が飛びこんできて打ち消されます。
もう勝負はほぼ決まっていると言っても過言ではありません。
しかしこんな絶望的な状況からでもまだ勝利の道はあります。
そう、zEDHにはあいつがいるのを忘れちゃいけませんーー。
![](http://zombiesblog.com/wp-content/uploads/2023/11/48.jpg)
《ゾンビ使い》
コイツがいればそれまでずっとモジモジしていた《ジャラド》と《クラム&トーモッド》の場の全ゾンビが、水を得た魚ならぬ沼を得たゾンビとなって2ターン連続でスカラベの横の肉厚ゾンビたちの脇をすり抜けて一気に殴りきれるのです!!
…が、まあそううまく引けるワケもなく。
アスフォデルの大量ドレインも重なりGG。
これぞzEDH、な最高の一戦でした。
ゾンビ・ザ・マニアック
ゾンビ映画顔負けの超絶ドラマチック展開もありました。
(この試合、私の(z)EDH人生で一番アツかったまであります…!)
上の画像は《アーボーグの暴君、ネビニラル》をなんやかやしてとりあえずゾンビトークンが24体ならんでいるところ。ゾンビ映画さながらの絶体絶命的盤面です。
そして次ターン。
お相手はさらに《大軍翼のスカーブ》まで出してきたのでゾンビがみんなトンじゃってます。
![](http://zombiesblog.com/wp-content/uploads/2023/11/0015.jpg.png)
トンじゃってる18体のゾンビが残りライフ36の主催者めがけて飛び立ち、残りの6体でもう一名の方を殴りにいきます。
ワタクシ、結構ゾンビ映画が好きでして、今までに100本くらい観ているのでわかるんですが、これ完全にゲームオーバーです。
そうとくればこれもゾンビ映画の定石ということで、ゾンビになるくらいならとコメカミに銃を突きつけヒキガネをひこうと決心します(カードをたたもうとしている)
「ふししゃさん、まだ諦めるのは早いですよ」
「…!?」
そのとき差し出されたカードが…
《驚 愕》
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは−2/−0の修整を受ける。腐乱を持つ黒の2/2のゾンビ・クリーチャー・トークン1体を生成する。(それではブロックできない。それが攻撃したとき、戦闘終了時に、それを生け贄に捧げる。)
カード1枚を引く。
私めがけて殴ってきている18体のゾンビのうち1体を無力化してなんと奇跡の延命…!
イニストラードの10円コモンに命を救われました!
ヲタク的な、あまりにヲタク的なーー
その後ガラ空きのトップ目を二人協力して殴り落とします。
さてーー。
先ほどは救ってもらいましたが、ここからはガチンコファイトクラブです。
先ほどの恩はいったん忘れこちらも全力で勝ちをめz
お相手の盤面に防衛持ちのゾンビしかいなかったので安心していたら、出ましたゾンビヲタクお馴染みの超強力アーティファクト
《猛火の松明》!!
![](http://zombiesblog.com/wp-content/uploads/2023/11/191372_jp.jpg)
皆ヲタクすぎるからこのカードの効果説明しないでも理解してるの、冷静に考えて狂っててめちゃ笑えます。
残りのライフ2を松明投げつけられて焼け死ぬという、これまたzEDHでしか起こり得ない名誉ある敗北の実績解除も達成。
めちゃくちゃ楽しかった試合でした!
しかも、今回この窮地を乗り切って勝利を収めた方、ジェネラルはなんと《永遠神ケフネト》でした!
そう!
まさかの!
“青単”zEDH!
![](http://zombiesblog.com/wp-content/uploads/2023/11/god-eternal_kefnet.jpg)
非黒でzEDHは茨の道 of 茨の道…。
ゾンビヲタクなら一度は構想するものの、使用できるカードの少なさと非力さを前に誰もが諦めるやつです。
しかし!それでもデッキを組んで、しかも勝ってしまうとは…!お見事の一言でした。
こんなめちゃくちゃアツい試合も起きたりするのがzEDH。
映画化します。
①《ゴルガリの死者の王、ジャラド》
②《リッチの女王、ヴァリーナ》
③《永遠神ケフネト》【勝ち】
z民あるある:《二重屍》出す時はカッコいいのでネクロデュアリティって言いがち
①《ゴルガリの死者の王、ジャラド》
②《リッチの女王、ヴァリーナ》【勝ち】
③《Michonne, Ruthless Survivor》
ミミミミミミミショーン!!?!?!
Michonne, Ruthless Survivorが戦場に出たとき、ウォーカー・トークンを2体生成する。 最高…すぎない…?
Michonne, Ruthless Survivorに装備品がついている限り、これは可能ならブロックされなければならない。
Michonne, Ruthless Survivorと他のゾンビ(Zombie)2体以上が攻撃するたび、ターン終了時までこれは破壊不能を得る。
最高だぜ!!!!!!!
![](http://zombiesblog.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG_7290-768x1024.jpg)
この試合、最終戦で熱中しすぎて開幕前のこのジェネラルの写真しか撮れてないです。。
試合運びとしては、《二重屍》《ネクロデュアリティ》(カッコいい)をヴァリーナの方が着地。その後《むら気な召使い》が2体並んでしまいそこから一気に状況は傾きだします。
すぐにミショーンから「ふししゃさん、グリッサのアタック通してくれたらアレ割れますけど」と直通政治談義を持ちかけられ首がもげるほど頷いて無事破壊!
しかし2体並んだ《むら気な召使い》の威力は凄まじく、そこに《戦墓の巨人》まで出てきてしまいゾンビが出るだけでみるみるライフが吸われていってしまいGG(お見事!)。
![](http://zombiesblog.com/wp-content/uploads/2023/11/0070.jpg-215x300.png)
![](http://zombiesblog.com/wp-content/uploads/2023/11/wayward_servant-2-215x300.jpg)
![](http://zombiesblog.com/wp-content/uploads/2023/11/glissa_sunslayer_jp_e413242a71-215x300.jpg)
最後にミショーンの名言ひいておきます。
怒りは人を愚かにさせる。そして愚かさで人は命を落とすもの
くやしい(怒)!!!!!
ヲタク的ゾンビカード紹介
さて、本記事も終盤ですが、せっかく買ったのに今回使えなかったゾンビたちを紹介させてください(泣)
たぶん他の参加者の方もニチャつき足りないカードがいっぱいあると思います笑
《戦墓の随員》
結魂(このクリーチャーか他のまだ組になっていないクリーチャーが戦場に出たとき、あなたはそれらを組にしてもよい。それらのクリーチャーは、あなたがその両方をコントロールし続けているかぎり組である。)
戦墓の随員が他のクリーチャーと組になっているかぎり、両方のクリーチャーはプロテクション(ゾンビ(Zombie))を持つ。
結魂ちゃう、これはもう結婚や…
《Khabál Ghoul》
各終了ステップの開始時に、このターンに死亡したクリーチャー1体につき、Khabal Ghoulの上に+1/+1カウンターを1個置く。
再録禁止の地味高ゾンビ。
イラスト可愛すぎる。
印刷薄くて1マナに見えるけどヨユーの3マナ(可愛い)
《墓所の茨》
防衛、プロテクション(ゾンビ(Zombie))
フレイバーテキスト “自然はゾンビを忌み嫌う。” も最高すぎる
《夜の力》
キッカー(黒)(あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたは追加の(黒)を支払ってもよい。)
あなたがコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。夜の力がキッカーされていた場合、あなたがコントロールするゾンビ(Zombie)・クリーチャーは、ターン終了時までさらに+2/+2の修整を受ける。
イッヌ大好きなのでめちゃお気に入りです。
zEDH的ヲタクカード紹介、無限はいっちゃうんでこの辺りで切り上げます(刹那)
皆さんもヲタクカードあったらどしどし教えて下さい!
ゾンビ大戦争、決着
さてさて。
いよいよ3時間にわたるアツき腐肉大乱闘も決着がつきました。
今回3回戦を終え優勝したのは…
《リッチの女王、ヴァリーナ》でした!(らいちょうさん)
らいちょうさんには優勝記念の盾として主催のふししゃより
『キング・オブ・ゾンビ』(DVD)
が贈られました!(迷惑)
おめでとうございます!!
※この映画、結構おもしろくないです。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
キッカケは私のテキトーなポストからはじまったこのzEDHなる超ヘンテコイベントですが、まさか2回も実施されてしまい、あろうことか参加者が増えているとは…!
主催者自身が驚くとともに、大変嬉しくも思っております!
ホント毎回主催者が一番ニチャニチャして一番楽しんじゃっています笑
今回参加してみて「これはどうなの?」とか「こういうルールでもいいんでない?」といったご意見ありましたら、ぜひぜひふししゃのXにて教えてください!どんどん形を変えてより楽しい環境にしていきたいと思っています。
また、うっかりこんな超特殊変態統率者戦に興味を持ってしまった方がおりましたら、そちらもふししゃのXにてお気軽にメッセージください!(第3回目の開催は完全に未定ですが、おおまかにでも新規参加者の方の数がわかると開催の意義も深くなっていくのでやる気がでます…!)
それでは!
Zombie bless you .
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